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NPO、社会的企業が「変化」を生み出すために

NPOや社会的企業が成果を上げるには、資金さえあればよい、という訳ではありません。高い問題意識と専門知識を持つNPOがそのミッションを達成するためには、安定した組織力が必要です。寄付が最も効果的に社会創造に使われるよう、経営(組織基盤強化)のサポートをしています。

組織基盤強化とは
高い問題意識と専門能力を持って日々の活動に取り組んでいるNPOがそのミッション(目的)を達成するためには、十分な基礎体力が必要です。しかし、スタッフの人数が足りない、事業収入が低迷している、一部のスタッフに過度な負担がかかっている、認知度が低いなど、悩みを抱えている団体は少なくありません。
組織基盤強化を構成するのは、①リーダーシップ力、②適応力、③マネジメント力、④技術力の4つの要素であると私たちは考えています。

組織が成果をあげるためには、技術的なノウハウの強化だけでなく、リーダーシップや計画立案力、PDCAのサイクルを回す力が必要です。

組織基盤強化の構成要素

リーダーシップ力

適応力

マネジメント力

技術力

あらゆる機関のリーダーの持つべき、発想、優先順位付け、意思決定、方向付け、革新の能力。全て、その機関のミッションを果たすための活動である。

NPOにおける、内部及び外部環境変化に対する監視、評価、反応、創造の能力。

NPOにおける、各種リソースの効果的、効率的な利用をする能力。

NPOにおける、各機関とプログラムの主要な機能を実行するための能力。

  • 意思決定機関/ガバナンス
  • リーダーシップの開発
  • 経営幹部の入れ替え
  • 戦略立案(優先順位付けと意思決定)
  • クライアントのニーズ評価
  • プログラム評価
  • 機関評価
  • 協働
  • ネットワーク作り
  • 戦略的同盟/

リストラクチャリング

  • 戦略立案(全クライアント、機関情報、プログラム情報のレビュー)
  • 人材マネジメント/人材開発
  • 財政マネジメント
  • ナレッジ・マネジメント
  • 設備マネジメント
  • プログラム/サービスの遂行
  • 資金調達
  • マーケティング
  • 技術
  • 会計
  • リサーチ(データ収集と分析)
  • コミュニケーション
  • パブリック・リレーションズ
  • 現状以上のサービス(支援)

出所:Grantmakers for Effective Organizations, “Evaluative Learning:  A Funder’s Guide to Evaluation as a Capacity Building Tool”より作成

パブリックリソース財団の組織基盤強化のための取り組み

組織診断

組織診断とは、組織の現状を把握し、課題を抽出するための1つの手法であり、組織基盤強化の出発点です。
「資金が足りない」「人が足りない」といった課題の背景にある、真の課題を見つけること、つまり組織の「健康診断」です。組織が取り組むべき課題を明らかにし、ミッション達成に向けてどのような組織基盤強化に取り組むべきか、その方向性を確認します。


パブリックリソース財団の組織診断の特徴

  • 「健全な組織であるか」だけでなく「目標の達成度」も評価します
    「健全な組織」であることと、「目標の達成度」の両面から組織を評価します。つまり、組織の運営形態が優れているだけでなく、社会的インパクトを生み出すことができる団体であるかをチェックします。
  • 「NPOマネジメント診断シート」による自己診断
    「健全な組織」であることと「目標の達成度」の両面から組織をチェックを行うためにパブリックリソース財団が開発したのが、「NPOマネジメント診断シート」です。155問から成る設問に、団体の主要メンバーが答え、その回答を集計することで、組織の現状(強み・弱み)を客観的に把握することができます。
    NPOマネジメント診断シート第6版(最新版)
    • 「NPOマネジメント診断シート」は、平成16年度経済産業省関東経済産業局市民活動活性化モデル事業、市民ベンチャー事業(中間支援機能強化事 業)の委託を受けた特定非営利活動法人パブリックリソースセンター市民ベンチャー事業実行委員会が開発し、その後パブリックリソース財団が改訂を行ったものです。 改良を重ね、現在、第6版を公開しています。
    • NPOマネジメントの支援を実践される場合には、本診断シートを是非活発にご利用ください。
    • より適切な診断技術の開発のために診断シートの内容をさらに改善していく予定です。皆さんからのフィードバックを歓迎いたします。
    • 「NPOマネジメント診断シート」の著作権は、公益財団法人パブリックリソース財団にあります。
  • 第三者の視点を入れた伴走型の診断
    私たちは、組織診断をサポートする専門家が、あなたの団体のミッションに共感していることが最も重要なことだと考えます。団体が実現したい目標に向けて、どうしたらいいのか、理事やスタッフのみなさんに寄り添い、伴走しながら組織診断やアドバイスを行います。

組織診断をご希望の方へ

第三者の視点を入れた組織診断をご希望の方は、以下にお問合せください。
パブリックリソース財団 担当:田口
電話:03-5540-6256 メール:問い合わせフォーム

組織診断の基本的なステップと費用は、以下の通りです。詳しくはご相談ください。

組織診断の基本的なステップ(3カ月~5カ月)

1、 組織診断の進め方についての意見交換
2、 理事・スタッフのみなさんが診断シートに回答
3、 回答の集計分析結果をもとにヒアリングとディスカッション
4、 ステークホルダー意見の収集
5、 抽出された課題をもとにディスカッション
6、 診断結果報告会

費用

40万円
*旅費は含みません
*ステークホルダー意見の収集の範囲によって金額が変わります


これまでの実績

2004年から通算で30団体以上がパブリックリソース財団の組織診断を受けました。
・ 特定非営利活動法人 しずおか環境教育研究会
・ 社会福祉法人 日本国際社会事業団
・ 特定非営利活動法人 びわこ豊穣の郷
・ 特定非営利活動法人 太陽光発電所ネットワーク
・ 特定非営利活動法人 フードバンク山梨
・ 特定非営利活動法人NPOカタリバ
・ 特定非営利活動法人プレーパークせたがや
ほか
NPOマネジメント・コンサルティング

NPOマネジメント支援専門家と連携して、NPOマネジメント・コンサルティング事業を行っています。2015年からは、パブリックリソース財団が設置する基金のいくつかにおいて、助成先の組織基盤強化支援を行っています。


「未来につなぐふるさと基金」

キヤノンマーケティングジャパンと共に立ち上げた「未来につなぐふるさと基金」では、市民参加型プログラムを実施する協働団体に対し、上限50万円の助成金と、助成金以外の支援を、キヤノンマーケティングジャパン、および公益財団法人日本自然保護協会と連携して行っています。


「ふくしま未来基金」

パブリックリソース財団が設置している「ふくしま未来基金」の助成団体に対し、一般財団法人ふくしま未来研究会や一般社団法人ふくしま連携復興センターなど、複数の福島市内の中間支援組織や専門家と連携しながら、助成金交付による資金的支援を行うほか、必要に応じコンサルタント派遣などの経営支援を行っています。

>詳しくはこちら

これまでの実績

2015年:「フクシマススムプロジェクト」における組織基盤強化
サントリーホールディングス株式会社と公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)とが取り組む、福島の子ども支援事業「フクシマススムプロジェクト」で、支援団体に対して、持続的な運営を可能とするための組織基盤の強化に関するプランニングと技術支援を行いました。

*2015年7月:サントリー・SCJ「フクシマ ススム プロジェクト」で福島県6団体の組織基盤強化の技術支援については、「事例集」をご覧ください。


2012年、2013年:「Panasonic NPOサポート マネジメント イノベーション プログラム」
Panasonic NPOサポートファンドの助成先団体を対象に、組織診断を目的としたグループコンサルティング事業を実施しました。
3~5団体を一組とした学習の場や、専門家による個別サポートを提供することで、組織診断能力や合意形成のための技能を磨くとともに、現時点で取り組むべき優先課題を正確に把握することを目指しました。

連携関係にあるNPOマネジメント支援専門家

氏名

所属・肩書

専門マネジメント分野

勤務地・居住地

秋葉 武

立命館大学産業社会学部 教授

組織診断、伴走型コンサルティング

京都

大久保 朝江

特定非営利活動法人 杜の伝言板ゆるる 代表

組織診断、中期戦略策定、事業開発、等

宮城

菅 文彦

合同会社コーズ・アクション 代表

ファンドレイジング、中期戦略策定、事業開発、等

東京

鷹野 秀征

一般社団法人新興事業創出機構(JEBDA) 理事長

事業開発 等

東京、宮城

長浜 洋二

株式会社PubliCo(パブリコ)代表

マーケティング、中期戦略策定、事業開発、成果評価、等

東京

槇 ひさ恵

特定非営利活動法人ニンジン 常務理事

組織診断、伴走型コンサルティング

東京

山崎 富一

特定非営利活動法人笑顔せたがや 理事・事務局長

ガバナンス、組織運営の実務、規程類の整備、伴走型コンサルティング

東京

山﨑 庸貴

ふくしま連携復興センター 事務局長

組織診断、中期戦略策定、事業開発 等

福島

運営する人、支援する人のための研修・講座
NPOマネジメントを支援する人材の育成と、NPOを運営する人材の育成を目的とした2つの人材育成事業を実施しています。

「NPOマネジメント支援コンサルタント養成 入門講座」

NPOが組織基盤を強化するためには、第三者の支援が必要です。しかし、NPOマネジメントの体系的な知識を持ち、組織診断やNPOマネジメントコンサルティングができる人材は、全国的にまだ十分とはいえません。パブリックリソース財団では、研修会や組織診断実習、通信教育、中間支援組織へのノウハウ移転などを通して、人材育成を行いました。これまでに約130名が「NPOマネジメント支援コンサルタント養成 入門講座」を受講し、各界で活躍しています。

*2016年度は、福島でのみ開催しています。

「NPO実践マネジメント入門講座」(通信教育)

NPOマネジメントの基本を体系的に学べる通信講座、「NPO実践マネジメント入門講座」を実施しています。企業とNPOのマネジメントの違いに焦点をおいて、テキストとケーススタディで実践的に学ぶ講座です。これまでに約○○名が、通信講座を受講しました。

こんな方に最適です。
  • NPOで働くスタッフ、事務局長・理事の方、資金調達担当者
  • 行政の職員や中間支援組織のスタッフ
  • 普段は企業で働いているけれど、NPOに関心がある方、既に関わっている方
  • 社会貢献、社会的起業、コミュニティビジネスに関心がある方、組織運営について勉強したい方
*2016年度は、福島でのみ開催しています。


これまでの実績

2013年:市民活動の促進のための運営力強化ノウハウ移転調査(内閣府委託)
宮城県、福島県、神奈川県、静岡県で活動する4つの中間支援組織と共に、地域で活動するNPOの実態に即した診断シートの開発を行うとともに、パブリックリソース財団の組織診断の方法論についてノウハウ移転を行いました。

報告書の詳細と、「組織評価の手引き」については、内閣府NPOホームページの「平成25年度市民活動促進のための運営力強化ノウハウ転移調査事業」調査結果報告書および付録編をご覧ください。
組織基盤強化フォーラム

2014年:キャパシティビルディング フォーラム 「組織基盤強化に第三者の力をどう取り入れるか」
■主催: パナソニック株式会社、特定非営利活動法人 パブリックリソースセンター
■日時: 2014年1月23日(木) 14:30~16:45
■会場: パナソニックセンター東京 ホール
パネルディスカッション
大垣内 弘美氏(NPO法人プレーパークせたがや 事務局) 
大橋 雄介氏(NPO法人アスイク 代表理事)
菅 文彦氏(合同会社コーズ・アクション 代表)
千野 和子氏(NPO法人プラットフォーム静岡 副代表)
コーディネーター:岸本幸子パブリックリソースセンター 事務局長)


2012年:キャパシティビルディング フォーラム 「組織診断のすすめ」
■主催: パナソニック株式会社、特定非営利活動法人 パブリックリソースセンター
■日時: 2012年7月5日(水) 14:30~17:00
■会場: パナソニックセンター東京 ホール
< プログラム >
基調講演:パナソニック株式会社 社会文化グループ参事 金村俊治氏
テーマ:「Panasonic NPOサポート ファンド 組織診断導入の背景」
パネルディスカッション
岡本 拓也 氏(合同会社ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京 代表)
江口 聰 氏(NPO法人しみん基金・KOBE 事務局長)
村上健太郎 氏(特定非営利活動法人NPO砂浜美術館 理事長) 
重松和枝 氏(特定非営利活動法人CAPセンター・JAPAN 事務局次長)
金村 俊治(パナソニック株式会社 社会文化グループ)
コーディネーター:田口 由紀絵 (NPO法人パブリックリソースセンター)


2011年:キャパシティビルディング フォーラム 「どうすれば組織を変えられるか」
■主催: パナソニック株式会社、特定非営利活動法人 パブリックリソースセンター
■日時: 2011年6月29日(水) 13:00~16:00
■会場: パナソニックセンター東京 ホール
< プログラム >
基調講演:金村俊治氏(パナソニック株式会社 社会文化グループ)
テーマ:「Panasonic NPOサポート ファンド10年の歩みと問題意識」  
ビデオメッセージ:川北秀人氏 (IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者)
テーマ:「なぜ今NPOのキャパシティ・ビルディングか」      
事例報告とパネルディスカッション
「キャパシティ・ビルディングにどう取り組むか」
パネラー:
中西里映子氏(認定NPO法人アレルギー支援ネットワーク事務局長) 
松原條一氏(NPO法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ理事長) 
山内幸治氏(NPO法人ETIC.事業統括ディレクター)
田口由紀絵(NPO法人パブリックリソースセンター チーフ・プログラムオフィサー)
金村俊治 (パナソニック株式会社 社会文化グループ 参事)
コーディネーター:岸本幸子(NPO法人パブリックリソースセンター事務局長)


2010年:キャパシティビルディング フォーラム
「サステナブル・サステナブル・インベストメントのあり方 ~米国のベンチャー・フィランソロピーに学ぶ~」
■主催: 特定非営利活動法人 パブリックリソースセンター
■後援: 経済同友会、パナソニック株式会社  
■日時: 2010年4月14日(水) 13:00~16:30
■会場: パナソニックセンター東京 ホール
< プログラム >
基調講演:Jed Emerson氏(Visiting Research Fellow, Skoll Center on Social Entrepreneurship, Said Business School, Oxford University)
テーマ:「融合価値を追求するインパクト投資 ~多様なリターンで資本パフォーマンスを最大化~」
パネルディスカッション
「ソーシャルインパクトの最大化を目指して ~キャパシティ・ビルディング支援の必要性~」
パネラー: Jed Emerson氏
伊藤 健氏(SVP東京 ディレクター)
金村俊治氏(パナソニック株式会社)
渋澤 健氏(シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役)
コーディネーター:岸本幸子(パブリックリソースセンター理事・事務局長)


2005年:「キャパシティ・ビルディングのための支援・助成のあり方フォーラム」 
■主催: 特定非営利活動法人 パブリックリソースセンター
■共催: 財団法人助成財団センター
■助成: 国際交流基金日米センター
■日時: 2005年3月25日(金)13:30~16:30、2005年3月26日(土)13:30~16:30
■会場: 人形町区民館
< プログラム >
研究報告:パブリックリソースセンター 岸本幸子 田口由紀絵
テーマ:「日本のNPOに対するキャパシティ・ビルディングの必要性と効果」
基調講演:リチャード・モイヤーズ氏(マイヤー財団)
テーマ:「NPOキャパシティ・ビルディングへの資金支援の意義と方法」


2004年:「NPOコンサルティングとはなにか-外部専門家をうまく活かすには-」)
■主催: 特定非営利活動法人 パブリックリソースセンター
■助成: 国際交流基金日米センター
■日時: 2004年5月22日(土)13:00~16:30
■会場: 人形町区民館
基調講演:ジャン・マサオカ氏(コンパスポイント事務局長)
テーマ:「どんなときに外部専門家・コンサルタントを雇うのか、どのように活用するのか、どのような効果が期待できるのか」

 

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