「未来につなぐふるさと基金」
2017年度実績

2017年度は全国10の協働団体とともに、以下の事業を実施しました

市民参加型プログラム:
2017年4月~2017年12月までの間に、10団体による58の市民参加型プログラムが実施され、1,927名の方が参加しました。

写真教室:
キヤノンマーケティングジャパンより、各団体で1回、合計10回の写真教室が開催されました。

非資金的支援:
公益財団法人パブリックリソース財団が、各団体と支援専門家のマッチングを行い、10団体に対して支援者派遣を行いました。

コンテンツの掲載:
「未来につなぐふるさとプロジェクト」(キヤノンMJ作成ウェブサイト)に56枚のイチオシ写真を掲載しました。公益財団法人日本自然保護協会が、写真の監修を担うと同時に、生物多様性の観点から優れている写真を選んで、コメントを寄せています。

非資金的支援について

未来につなぐふるさと基金では、協働団体の持続性・発展性を支援するために、生物多様性に関する専門性や組織運営力の向上を支援しています。支援は、各協働団体に対して専門家を年に1回派遣する形式をとっています。
それぞれの組織の状況に合った専門家を派遣するために、パブリックリソース財団では各協働団体を訪問して団体と相談・アセスメントを行い、適任の支援者を派遣しています。

支援のテーマは以下のようなものを想定しています。

・組織診断(簡易バージョン)
・市民の参加を促す広報支援
・ファンドレイジング研修会
・ミッションの見直しワークショップ
・ロジックモデル作成ワークショップ
・生物多様性に関する研修やワークショップ など

2017年度は、8団体が組織運営力を強化し、2団体が生物多様性に関する専門性を高めました
それぞれの団体での具体的な取り組みは以下をご覧ください。

特定非営利活動法人 グラウンドワーク三島

テーマ:市民参加型プログラムの企画支援を通じたスタッフ研修(組織運営力の向上)

支援者:株式会社PubliCo 代表取締役CEO 長浜 洋二

実施日:2017年12月13日(水)

参加者:スタッフ複数名

場所:グラウンドワーク三島

支援内容:(1)事業のターゲット設定、(2)提供価値の整理、(3)広報の流れでレクチャー。後半は、新たに企画した事業について、ターゲットのペルソナ像を設定するミニワークショップを実施。

支援者派遣を終えて(団体コメント):「これまで参加者の獲得に苦労し、さまざまな媒体・機会への広報の拡大を図ってきたが、今回の支援内容を受けてターゲットに的確に届けるための戦略という点で気付きを得ることができました。今後のプログラム企画に確実に反映させ、参加者の獲得に取り組みたいと思います。」

特定非営利活動法人アサザ基金

テーマ:コミュニケーション(組織運営力の向上)

支援者:特定非営利活動法人CRファクトリー 五井渕 利明

実施日:2017年12月4日(月)

参加者:スタッフ6名

場所:アサザ基金

支援内容:強くあたたかい組織のつくる、関わる個人の間の相互理解を深める。相互理解をベースとした組織課題を解決するディスカッション。

支援者派遣を終えて(団体コメント):「一人一人が意外と同じ想いを持っているということが分かった。」「今後も話し合いの機会をもっとたくさん設けたらいいと思う。」

特定非営利活動法人西中国山地自然史研究会

テーマ:参加型で行う組織診断(組織運営力の向上)

支援者:公益財団法人パブリックリソース財団 事務局長 田口由紀絵

実施日:2017年11月20日(月)

参加者:理事、スタッフあわせて10名

場所:西中国山地自然史研究会

支援内容:事前にNPOマネジメント診断シートに個々に回答してもらい、その集計結果をもとにワークショップを開催。組織がこれから取り組むべき重点課題について意見を出し合い、ディスカッションを行った。

支援者派遣を終えて(団体コメント):「昨年からの組織診断への取り組みと継続的なはたらきかけにより、理事のメンバーと初めて議論ができた。また、組織診断ワークショップのあと、来年のイベント計画をたてることができた。」

特定非営利活動法人田んぼ

テーマ:たんぼの生きもの研修会(生物多様性の専門性向上)

支援者:農業環境変動研究センター生物多様性研究領域上席研究員 楠本良延博士

実施日:2017年11月18日(金)

参加者:専業農家、世界農業遺産推進協議会メンバー、NPO法人田んぼ会員、ラムサールネットワークジャパン水田部会

場所:大崎市田尻大貫小学校・沼部公民館

支援内容:田んぼの生き物研修会Ⅲ・持続可能な農業のための未来会議Ⅱにおいて、『農業における生物多様性』の研修を行った。

支援者派遣を終えて(団体コメント):「昨年12月に世界農業遺産に認定された大崎耕土にとって、世界基準となる生物多様性の重要性と、静岡の茶草場農法の生き物認証制度を中心に先進事例の解説をいただき、大崎耕土が世界農業遺産として目指そうとして具現化を考えている生物文化多様性を活かした「田んぼの生きもの認証」へのプロローグとして大変分かりやすく、具体的な話であったと参加者からの好意的な反応が得られました。このような、農業における生物多様性の具体的活用方法に関する成功事例は日本でもあまり見られていないことより、何より今後の大崎地域が取り組む認証制度に関する大きなムーブメントを起こすきっかけになりました。」

特定非営利活動法人おおいた環境保全フォーラム

テーマ:エコツーリズム研修会(組織運営力の向上)

支援者:特定非営利活動法人 日本エコツーリズムセンター共同代表 森高一

実施日:2017年11月2日~3日

参加者:スタッフおよび行政の観光関連部署(計12名)

場所:はざこネイチャーセンター

支援内容:エコツーリズムについて、また現在世界の潮流としてサステイナブル・ツーリズムへ移行してきていることを解説。その上で持続可能な観光地域づくりを進めることについて、そのためにすべき内容とステップについてレクチャー。ネイチャーセンタースタッフに対し、地域を巻き込みプロジェクトを進めるためのポイント、持続可能な組織運営にむけてアドバイス。

支援者派遣を終えて(団体コメント):「今後取り組むべき課題として、ハード面の整備だけでなく人の意識についてもアプローチしていかなければならないことが認識できた。エコツーリズムセンターの森さんとの良い機会をつくっていただけたので、とても感謝しています。」

真庭遺産研究所

テーマ:オオサンショウオを生物資源とした湯原温泉の魅力づくりと活性化の為の生物多様性ワークショップ(生物多様性の専門性向上)

支援者:特定非営利活動法人日本自然保護協会 福田真由子

実施日:2017年9月16日(水)

参加者:メンバーと大学生、合計14人

場所:湯原温泉ミュージアム

支援内容:オオサンショウウオやカジカガエルなどの生き物を活かした魅力ある温泉町づくりにむけて、温泉街を流れる河川環境の状況を共有し、今後の取り組みについて意見交流をはかった。

支援者派遣を終えて(団体コメント):「オオサンシショウオやカジカガエルなどの生き物を活かした魅力ある温泉町づくりにむけて、温泉街を流れる河川環境の状況を共有し、今後の取り組みついて意見交流をはかることができ、湯原温泉街を流れる旭川・田羽根川における清流環境再生に向けた大きな弾みとなった。また、福田さんには翌日のフォーラムに参加してもらい、いろいろと意見交流もでき、有意義な機会であった。」

特定非営利活動法人 森のライフスタイル研究所

テーマ:ロジックモデル(組織運営力の向上)

支援者:株式会社PubliCo 代表取締役CEO 長浜 洋二

実施日:2017年9月7日(木)

参加者:理事スタッフ合計3名

場所:森のライフスタイル研究所

支援内容:ロジックモデルの解説、ロジックモデルの策定ワークショップ

支援者派遣を終えて(団体コメント):「今まで共有できていなかったことが今回初めて可視化でき、共有することができた。今後具現化していきたい。」「これまでスタッフ同士で自分たちの活動を立ち止まって考えることがなかった。自分たちの目指すところが人づくりであることを認識でき、役割が明確になった。ビジョン、ミッションの見直しをしていきたい。」

特定非営利活動法人 もりねっと北海道

テーマ:ロジックモデル(組織運営力の向上)

支援者:株式会社PubliCo 代表取締役CEO 長浜 洋二

実施日:2017年8月28日(日)

参加者:スタッフ4名

場所:もりねっと北海道

支援内容:ロジックモデルの解説、ロジックモデルの策定ワークショップ

支援者派遣を終えて(団体コメント):「目の前のことに追われて、振り返る余裕がなかったので、いい機会になりました。忙しいと言ってないで、こういう時間を持つこと、共有すること、大事なことですね。色んな角度から、事業を見つめ直してみたいと思いました。ロジックモデルはもりねっとにとって一番必要な考え方だと思います。」

特定非営利活動法人 河北潟湖沼研究所

テーマ:市民の参加を促す広報支援(組織運営力の向上)

支援者:株式会社PubliCo 代表取締役CEO 長浜 洋二

実施日:2017年8月1日(火)

参加者:理事スタッフ合計3名

場所:河北潟湖沼研究所

支援内容:NPOのマーケティング、広報アドバイス

支援者派遣を終えて(団体コメント):「実際に当団体が今使っている広報物について、実物を見ながらアドバイスをいただき、これからチラシやHP等作っていくうえで大変参考になりました。広報の具体的な方法について、知らなかった情報もたくさん教えていただき、すぐに実行できるアドバイスについては、さっそく実行していることもあります。日々業務に追われる中で、講師の先生に来ていただけたのは非常にありがたいことでした。日常業務で広報を実践するスタッフみんなで広報について考えられ、とても有意義な時間でした。」

特定非営利活動法人 棚田LOVER's

テーマ:クラウドファンディングを使ったファンドレイジング(組織運営力の向上)

支援者:株式会社シン・ファンドレイジングパートナーズ 河内山 信一

実施日:2017年7月3日(月)

参加者:スタッフ5名

場所:棚田LOVER's

支援内容:団体の状況確認と運営アドバイス、ファンドレイジングアドバイス

支援者派遣を終えて(団体コメント):「貴重な先進事例からアドバイスもいただき感謝です」

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