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「アート&ヘルス基金」
~Arts & Health Fund~

アート&ヘルス基金とは

【アート×福祉・医療】 ケアの現場に「生きることを支えるアート」を

医療の場としての病院・ホスピス、 福祉の場としての高齢者施設、学習の場としての学校・幼稚園、コミュニティケアの場としての仮設住宅の集会所など、人間の生きることの全体性を支える場には、人間らしい豊かな空間や時間が必要です。病院や福祉施設などで人間が生きることを助けるアート活動を、行政、企業、個人が支える寄付の仕組みが求められています。

「アート&ヘルス基金」は、ケアの現場をアートの力で豊かな生活空間に変えていくことを目指しています。皆様のご寄付によって、病院や福祉施設、学校、コミュニティセンターなどのケアの現場に、「おかえりが聞こえるようなアート」、「自分の家のような雰囲気を創りだすアート」など、「生きることを支えるアート」を贈っていきます。

アート&ヘルス基金が大切にする価値 

  • 芸術・文化の力で、病院や福祉施設、学校、コミュニティケアの場を、豊かな空間にします。
    患者や高齢者、障がい者、子どもだけではなく、医療従事者や介護職、教育者、施設を訪れる人や 周辺コミュニティの心をサポートし、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めます。
  • アーティストと社会を結び、「アート&ケアをプロデュースする」という領域を確立します。
    アーティストが社会的な課題に目をむけ、アートによって社会に貢献することを支援。これにより、ケアの現場に足りないものを、アートを通してデザイン(=解決)していくスペシャリストの人材育成の視点を持ちます。
  • 市民自らが市民の豊かな生を支える仕組みを提供します
    基金に寄せられたご寄付を志ある実践者へつなげ、「病院のアート化」「福祉施設のアート化」「学校のアート化」「コミュニティの場のアート化」など、目に見える形にしていきます。

アート&ヘルス基金では、「生きることを支えるアート」を以下のように考えます。

  • 「おかえり」が聞こえるアート(Warm Welcome)
  • 自分の家のような雰囲気を創りだすアート(Homelike Atmosphere)

参考:Five ways to Well-being by nef (New Economic Foundation)

多くの国際社会で遵守されている以下の2つの条文に即したアートの在り方・使い方を提案します

  • 健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあること
    (WHO 世界保健機関憲章前文)
  • 子どもは、休んだり、遊んだり、文化・芸術活動に参加する権利がある。
    (UNICEF こどもの人権 第31条)

アート作品プログラム

2015年度助成事業の助成団体が決定しました

「東日本大震災被災地におけるアートを通じたコミュニティの復興を応援」と題する2015年度の助成制度は、公募・審査を経て下記が助成団体として採択されました。
特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン
「南三陸・のぞみの森プロジェクト-のぞみ福祉作業所 拠点施設再建に向けてのグランドデザインプロジェクト・継続」

プロジェクトの目的

震災で施設が全壊。現在は3箇所目の仮設が活動拠点となっている。
最近、町の再建に見通しが付き始め、2015年8月6日現在、拠点の土地がほぼ決まり、上手くいけば2018年の拠点施設再建を目指している。
のぞみ福祉作業所 拠点施設再建に向けて、前向きに希望を失わず進むために、障害のある人のアートの力を生かした活動を実施する。

    1. メンバー、スタッフ、家族、支援者などが、施設再建に向けての想いをひとつにすることを手助けする。
    2. メンバーのアートの力を施設再建に生かす仕組みをつくる。
    3. アートが節点となり、コミュニティの場づくりを行い、障害のある人の魅力が地域に受け入れられ、社会化する仕組みに繋げる。
福祉の現場が元気になることで、町が元気になる波及効果を生みだす。

プロジェクトの概要

2015年~2016年は目的の③に力を入れていく。地域の団体と連携したり、より地域にひらいたワークショップを行い、アートを節点としたコミュニティの場づくりを行う。
Ⅰ.コミュニティの場づくり
今後の拠点となる地域の人々とコミュニケーションをとるきっかけとなる場づくりを行う。障害のあるメンバーも講師となり地域の高齢者や子供とともに、紙漉きや繭から糸をひく、ワークショップを行う(2回)
Ⅱ.建物にメモリアル・アートを取り入れるための素材をつくる
2014年度は、のぞみ福祉作業所のメンバーと地元の養蚕業を行う高校生と交流を持ちながら、草木で染めた繭から糸をひくワークショップを行った。今年度は活動の場所を広げ、地域の人々とともにメモリアル・アートにかかわる人を増やしていく。
Ⅲ地域でプロジェクトの成果発表イベントを開催する

・アート作品、商品の展示会や、プロジェクトで生まれたつながりを写真や映像を通して発表する。

・地域の参加者とともに語り合う場をつくる。(お茶のみ会議)

■       募集要項

■       審査委員       (敬称略)

委員長 中村 陽一 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 教授
公益財団法人パブリックリソース財団 評議員
委   員 江口 八千代 認定特定非営利活動法人ファミリーハウス 理事長
委   員 鈴木 理恵子 女子美術大学芸術学部 アートデザイン表現学科
ヒーリング表現領域研究室 特任准教授
委   員 槇 ひさ恵 特定非営利活動法人ニンジン 専務理事
公益財団法人パブリックリソース財団 評議員
委   員 森口 ゆたか 特定非営利活動法人アーツプロジェクト 理事長
近畿大学 非常勤講師
委   員 並河 恵美子
(欠席)
特定非営利活動法人芸術資源開発機構 理事長

2つの2014年度助成プロジェクト

「アート&ヘルス基金」では、2014年度に2つのプロジェクトを助成いたしました。

①      「旅するアート」壁面アートプロジェクト

   女子美術大学の鈴木理恵子准教授とその学生による「旅するアート」という展示企画を採択し、100万円の助成を行いました。その壁面アート展示が2015年3月18日に「うさぎさんのおうち」に寄贈されました。この企画は、障がいを持つ芸術家による季節の移り変わりを表現する4作品と外国の街をイメージさせる4作品をタペストリー状にプリントしたもので、子どもや動物などの追加パーツをマグネットで貼り付けることができる趣向が凝らされており、見る人自身が絵画の世界に一緒に入り込んで、空想の旅を楽しむことができます。

  「うさぎさんのおうち」は、地方から難病治療のために上京するお子さんに付き添う家族が利用する滞在施設で、認定特定非営利活動法人ファミリーハウスが現在運営している12施設の一つです。「旅するアート」は、子どもの看病をする家族の気持ちを和らげ元気づけ、闘病する子どもの前向きな気持ちを支えるものとして、季節ごとにタペストリーが掛け替えられて戸内の廊下壁面を飾ります。
アート作品プログラム

②        南三陸・のぞみの森プロジェクト

   南三陸町のぞみ福祉作業所拠点施設再建に向けてのグランドデザインを支援するもので、活動を主幹する特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパンに50万円の助成を行いました。地元の都市計画変更のあおりを受け拠点施設再建案が二転三転する中、本プロジェクトはメンバー、スタッフ、家族、支援者などが、施設再建に向けての想いをひとつにすることを手助けし、メンバーのアートの力を施設再建に生かす仕組みをつくることを目的としました。 2014年9月に「テクテクめぐる 縁がわアートin南三陸」に出展し、民家の縁側や神社などを会場に地域を散歩しながら楽しめる展覧会で、のぞみ福祉作業所の作品を地域で初めて紹介しました。11月には養蚕業の復活と雇用促進を目指す南三陸町にふさわしく、地元産の蚕から糸を挽き染色する活動にも挑戦。

   2015年3月には手すき紙を使ったきりこ細工をデザインしたはがきや、作業所利用者の絵を配したカードなどを製作するNOZOMI PAPER FACTORYという新ブランドを立ち上げ、オープンイベントでは町内外からの訪問者と交流してのぞみ福祉作業所を広く発信しました。
   未だ作業所再建の場所も移転時期もめどが立たない中、数々のアート活動によって「地域の役にたつ作業所でありたい」というモチベーションが高まり、作業所の製品売上が前年度の3倍以上となるなど、再建に向けて確実な前進を遂げました。
アート作品プログラム

ご寄付の方法

アート&ヘルス基金はみなさまのご寄付により成り立っています。

■銀行振り込み(郵便局含む)の場合
「寄付申込書」にご記入の上、FAX 又はE-mail 添付で事務局までご送付ください。
②最寄りの金融機関から「寄付申込書」に記載しました口座へお振込みください。現金でも承ります。
*振込手数料については、恐れ入りますが、寄付者様にてご負担下さいますよう、お願いいたします。
■オンライン寄付の場合
1000円からカードで寄付ができます。
ご寄付はこちらからお願いします。

寄付金控除や損金算入について

弊財団へのご寄付は、個人は「税額控除」の対象となり、法人は損金算入が認められます。寄付をいただいた皆様には、弊財団発行の「領収書」を郵送でお送り申し上げます。

問い合わせ・寄付申込み先

〒104-0043
東京都中央区湊2丁目16-25 ライオンズマンション鉄砲洲第3 202号
公益財団法人パブリックリソース財団 アート&ヘルス基金事務局 
担当 岸本
Tel03-5540-6256 Fax03-5540-1030
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